ボケ:つっこみの黄金比率?

 レビューブログからこんなお題をいただいた。「森永乳業の『黄金比率プリン』を紹介しつつ、ボケ:つっこみの割合が黄金比率になると思うお笑い芸人の組み合わせは誰と誰? 考えてみよう!」という内容。黄金比率って、もっとも美しいとされる比、1:1+√5/2 → おおよそ1:1.618のことだよね。そんな絶妙なコンビっていたかなぁ……あっ、既存のコンビじゃないけど、ボケダウンタウンの松っちゃんつっこみさまぁ~ずの三村って組み合わせがいいかも。以前、ドリームマッチでこの組み合わせを見たんだけど、絶妙なバランスだったよsmile。浜ちゃんや大竹さんと組んでるときよりもおもしろかったくらいcoldsweats01

 ところで、忘れないうちに『黄金比率プリン』なんて自信満々の名前がつけられたプリンの話もしとかなくっちゃね。↓

 実は、黄金比率っておいしさを大げさに表現した言葉じゃないんだよ。人気のプリン6つを比較分析(硬さ、なめらかさ、口溶け、生クリームと卵黄の比率の4つの視点で比較)して、その傾向値を割り出し、生クリームと卵黄の絶妙なバランスを見いだしたプリンなんだってsign03 確かに「おいしい」って「美味しい」って書くもんね。美しく感じる味を再現したという意味で『黄金比率プリン』なんだろうな。お店で見かけたら、ぜひこの味、確かめてみてね。

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が~まるちょば、スゴイ!

 『が~まるちょば』って知ってる? 海外でブレイクした日本人2人組のパントマイマーだよ(公式ブログ「ちょばろぐhttp://gamarjobat.cocolog-nifty.com/の紹介には「サイレントコメディー・デュオ」って書かれてた)。モヒカンスタイルサングラス姿が印象的な彼ら。日本ではまだマイナーだけど、「世界から尊敬される日本人」に選ばれたり、イギリスのBBC3で冠番組がオンエアーされたりと、世界中で注目されている。今年は日本でも凱旋ツアーがあるから、今朝はズームインスッキリ!!でも紹介されていたよ。見た? 彼らのパフォーマンスって、ホント見事だよね。えっ? 見損なっちゃった? じゃあ、you tubeにいくつか紹介されていたから見てみる?↓

 ちなみに「が~まるちょば」って、グルジア語で「こんにちは」なんだってよ。

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角笛シルエット

 ともぴーたちの幼稚園、年長さんはお出かけが多い。昨日は岐阜市科学館へプラネタリウムを見に、そして、今日は岐阜市民会館へ劇団角笛のシルエット劇(影絵劇)を見に連れて行ってもらった。

 今年の演目は「やさしいらいおん 」と「こぶたのマーチ」。「やさしいライオン」は、以前、今日の絵本としてこのブログでも紹介しているし、ロングセラーのお話だから皆さんご存じかもしれない。みなしごのライオン「ブルブル」とそれを育てた犬の「ムクムク」のお話だ。ムクムクの愛情をいっぱい受けて育った優しいライオンのブルブルは、やがてムクムクと引き離されてサーカスへと送られる。そして、ブルブルはサーカスで一番の人気者になっていく。でも、ムクムクのことは片時も忘れたことがなかった。ある晩、ムクムクの声が聞こえたような気がしたブルブルは、サーカスのオリを破って逃げ出した。走りに走ってやっと見つけたムクムクは弱って死にかけていた。「ずっと一緒だよ」とムクムクを抱き上げたブルブルだったが、危険なライオンと勘違いした人間たちが鉄砲で撃ってしまう。その夜、空にはムクムクを背中に乗せて走るブルブルの姿が見られた。この優しく切ない話は、わたしも小さいときに映画で見て泣いた覚えがある。わたしが見たのはやなせたかしさんのアニメ映画だったけれど、影絵だとどんな風になるんだろう? わたしも見てみたかったなあ。

 「こぶたのマーチ」の方は、ともぴーの話によるとこんな感じ。こぶたのルーは楽しいことが大好き。でも、ラッパ吹きのお父さんは、ルーに毎日ラッパのおけいこをさせた。その教え方がとっても厳しかったので、ルーはだんだんおけいこするのがいやになってきて、ある日とうとう家を飛び出してしまった。その勢いで森で遊んでいたら、周りが暗くなって道がわからなくなってしまったルー。でも、お父さんが吹くラッパの音に導かれて何とか家に帰ってくることができた。うちに着いたルーはお父さんのラッパの中に潜り込み、その中で眠ってしまう。次の朝、そんなこととは知らないお父さんがラッパを吹くと、ルーは中から飛び出して、空の彼方へ飛んでいってしまった。飛ばされた先は、雲の上にある子どもの国。そこではみんなが楽しく音楽を演奏していた。ルーはそこで一緒に音楽を楽しんでいるうちに、いつの間にかラッパを上手に吹けるようになっていた。空から戻ってきたルーが、街角でラッパを吹いていると、人が集まってきて、テレビ中継までされてしまう。それを見たお父さんは、ルーがラッパを上手にふけるようになっていることに驚く……という話だったとともぴーは言っているのだけど、どうかなあ? もし、間違っているところがあったら、角笛のみなさん、ごめんなさい。

 今日は、こんなふうにともぴーたちが影絵の劇を見に行ったから、影絵の魅力が感じられる絵本を紹介しようと思う。「銀河鉄道の夜 」という絵本だ。黒一色の影絵絵本なら他にもあるけれど、この絵本の挿絵は影絵の第一人者「藤城清治さん」のもの。微妙な色遣いが宮沢賢治の世界とマッチして、とても幻想的に仕上がっている。父親は行方しれず、母親は病気で寝たきりという環境のジョバンニは、学校の時間以外は仕事に追われ、同じ年頃の子どもたちと遊ぶヒマがなかった。そんなジョバンニが、星祭りの夜、無二の親友カンパネルラと共に銀河鉄道に乗り、星の世界を旅する。カンパネルラはジョバンニにとってただ1人の親友。しかし、銀河鉄道は死者のための鉄道だ。それに生きているジョバンニが乗ることのできた意味とは? カンパネルラの死を通して学んだこととは? などなど、テーマが深すぎるから、あまり小さい子どもには理解できないと思う。でも、「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」という賢治の思いを少しくらいなら感じ取れるかもしれない。文章は原作どおりではないので、人によっては違和感を感じるかもしれないけれど、「銀河鉄道の夜」の世界観がよく表現できているすばらしい絵本だとわたしは思っている。藤城清治さんの影絵と、宮沢賢治の世界、両方味わえるお得感いっぱいの素敵な絵本だ。

 とにかく、今日の影絵劇はとっても楽しかったようで、「おかあさん、黒いところに色の付いたセロテープが貼ってあるんだよ」などと、興奮気味に教えてくれた(う~ん、セロテープかぁ……それは、色セロファンの間違いじゃないかな?)。幼稚園児のともぴーがちゃんと細かくお話を覚えて来られたってことは、かなりわかりいやすくておもしろかったんだね。「やさしいライオン」の方は、ともぴーももともと知っていたお話。「最後の方、かわいそうで涙が一粒出ちゃったよ」なんて言っていた。何? 一粒だけなの? ずいぶんと涙を節約してしまったともぴーだった。 

銀河鉄道の夜 Book 銀河鉄道の夜

著者:宮沢 賢治,藤城 清治
販売元:講談社
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今度はモネ

 ともぴーはここ数ヶ月、絵画にはまっている。これまでも何回か記事にしているから(11/5の「ルーベンスにドラクロワ」、1/4の「あこがれの美術館」、1/9の「ともぴーの小旅行」等参照)、いつも見に来て下さっている方はすでにご存じだろうけど……。きっかけは、フランダースの犬に出てきたルーベンスの絵。その後、図書館で小学館の「あーとぶっくシリーズ」を借りてくるようになると、スーラの点描画や、ミロの抽象画などにも興味を持ち始めた。今年に入って、名古屋市美術館に大エルミタージュ美術館展を見に連れて行ったら、画家によって、時代によって表現の仕方が違うということに気がついたようで、他の画家の絵にもかなり関心を示すようになってきた。そして、今回は……図書館で「モネの絵本―太陽とおいかけっこ (小学館あーとぶっく) 」を借りてきたら、すっかりモネの絵にはまってしまったようだ。

 モネは、それまでの画家とは違い、アトリエの中ではなく、戸外で制作していたという。時間や季節によって、光の当たり方が変わり、同じ対象物でも色が違って見える。その点に着目して描いているから、サブタイトルに「太陽とおいかけっこ」とあるのもよくわかる。同じ積みわらを朝、夕方と時間を変えたり、晩夏、雪の冬と季節を変えてみたりして描いているのを見て、ともぴーはおもしろいと感じたようだった。まだ、無名だった頃に描いた「印象・日の出」は、評論家の酷評を受けた作品。でも、その作品名から印象派という呼び名が生まれた。薄いもやの向こうにあるような感じに見えるからかな? ともぴーは鉛筆で描いた絵の上に色を重ねて塗りながら、「ぼくも印象派!」なんて言うようになった。輪郭がぼやけているけど、雰囲気は出ているし、そこそこ上手。……なんて言っても、モデルは仮面ライダーや戦隊ヒーロー。モネに怒られそうだね。

 モネは晩年、パリから60㎞ほど離れたところにアトリエを購入した。その庭に絵を描くためにたくさんの植物を植えたのだけど、それにも飽きたらず、隣の土地を買い、大きな池まで作ってしまったそうだ。この池に睡蓮を植え、30年もの間、次々と描いていったと言う。わたしはこれまで、かの有名な「睡蓮」が連作だと言うことを知らなかった。子どもの本だけど、わたしのような絵画に詳しくない人にとってはこれ以上わかりやすい解説書はないと思っている。ともぴーは今日も「印象・仮面ライダー」を連作中。もうすぐくるパパの誕生日にもパパの絵ではなく、仮面ライダーの絵を渡すのだそうだ。

モネの絵本―太陽とおいかけっこ Book モネの絵本―太陽とおいかけっこ

著者:結城 昌子
販売元:小学館
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微妙に若返ったかも

 今日、本屋さんに立ち寄ったときのこと。ともぴーがおもしろい物を見つけて持ってきた。「おかあさん、この絵、ちょっと変だよね」と言うので見てみると、表紙にはモナリザの絵が2つ並んでいる。パッと見ただけで片方がウインクしているのに気が付いた。「名画でまちがい探し―脳年齢が若くなる 」という題名なのに何とも手応えがない。「なーんだ、簡単じゃない!」と言って笑ったら、「でも、おかあさん、まちがいが4つあるって書いてあるけど」とともぴーに言われてしまった。中を開いて2人で必死に間違い探しを始めたら、間違いが微妙すぎて、立ち読みではなかなか見つけられない。結局、買ってきて家で続きをすることにした。

 中には誰もが知っているような名画が30点。左と右にそっくりな絵が2つ並んでいるのだけど、問題によって、左と右どちらの絵が間違いかわからない。やっとのことで4つの間違いを見つけたところで「おかあさん、どっちが本物の絵?」と聞かれて、「こっちじゃないの?」と答えてみたら、逆なんてことも(^_^;) 頭の運動をしながら、たくさんの名画をじっくり穴があくほど鑑賞させてもらった。名画に興味のある人も無い人も、脳を刺激してみたいと思ったら、ぜひやって! お勧めの一冊だ。 

 まちがい探しも絵本でというなら「どこどこ?セブン 」シリーズがおもしろい。これもお勧めだ。見開きページの左右にそっくりな写真が2枚。でも微妙に7カ所違うところがある。きちんとヒントは書かれているけれど、だからといって答がすぐにわかるほど簡単ではない。問題には☆2つ~☆5つまで様々な難易度のものがあり、大人から子どもまで熱中させられる楽しい絵本だ。

 結局、買ってきたばかりだというのに、30問中28問もやってしまった。やり始めると止まらなくてね。これだけ熱中したんだから、微妙にでも頭の中が若返ってて欲しいなあ。期待しちゃうよ。

どこどこ?セブン Book どこどこ?セブン

販売元:ビス
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名画でまちがい探し―脳年齢が若くなる Book 名画でまちがい探し―脳年齢が若くなる

著者:名画で脳トレ研究会
販売元:彩図社
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ともぴーの小旅行

 今日は、ともぴーと2人で小旅行してきた。ともぴーあこがれの「大エルミタージュ美術館展」を見に、名古屋市美術館まで行ってきたのだ(1/4「あこがれの美術館」参照)。実を言うと、ともぴーが岐阜駅から電車に乗るのは今日が初めて。バスもめったに乗ることがないので、「今日は大冒険だ~!」と喜んでいた。券売機にお金を入れボタンを押すのも、出てきた切符を自動改札機に入れるのも楽しくてしょうがない様子(幼稚園児だから、切符はわたしの分なんだけど……)。名古屋駅に着くと、その大きさ、人の多さにいちいち大げさに驚いて、「どんな田舎から出てきたんだ?」と思われるほどの田舎者ぶりを発揮していた。名古屋駅で地下鉄東山線に乗り換える。でも、岐阜には地下鉄がないし、関西でも地下鉄には乗せていないから、ともぴーは地下鉄がどんなものだか知らない。「モグラ電車だよ。トンネルの中走るの!」と教えたのに、実際に乗り込んでも、一生懸命窓の外を見ようとしていた。走り出してみると、外は真っ暗。「え~っ! 何にも見えへん」なんて文句を言う。トンネルの中で何かが見えた方がよっぽど怖いだろうに……。

 伏見駅で降りてしばらく歩くと美術館がある。土曜日だけあって、たくさんの人が見に来ていた。ともぴーにとっては、美術館までの道中だけでも小旅行に値する。既に疲れていて、すぐにぐずり始めるかもしれないと覚悟しながら入館した。ところが、それはまったく要らない心配だった。500円で借りた音声ガイドもともぴーが独り占め。勝手に自分で操作して聞いていた。描かれた時代によっても、描いた人によっても、絵にはそれぞれ特徴がある。絵の具が盛り上がっているとか、絵の表面がつるつるだとか、洋服が柔らかそうだとか、風で葉っぱが動きそうだとか、2人でいろいろと話をしながら見てきた。展示室が1階と2階に分かれているため、相当な距離を歩いただろうと思う。それでも、途中で座るなどと言い出すこともなく、真剣に見ていた。大人のような見方はしていないだろうけど、単純に好きなんだろうなあ。お気に入りのスーラやミロの絵が無かったのは残念だったようだけど、地下1階の常設展で岡本太郎の絵を見つけ、「本当に爆発している!」と大喜びしていた(兵庫県に帰省するとき、吹田ジャンクション横の太陽の塔を毎回のように見ているので、岡本太郎にも興味を持っていた)。帰りはくたくたで寝てしまうかも……と心配していたけれど、電車の中で寝るようなことはなく、本当に助かった。またどこかへ、一緒に小旅行できるといいなあ。

 今日は、バス、電車を乗り継いで小旅行をしてきたから、絵本も「でんしゃにのって 」にしようと思う。うららちゃんは1人で電車に乗っておばあちゃんに会いに行った。目的地は「ここだ」駅。電車はガタゴトー、ガタゴトーと進んでいく。「次は~、わにだ~、わにだ~」というアナウンス。「はい、おじゃましますよ」と乗ってきたのはわにだった。「次は~、くまだ~、くまだ~」「次は~、ぞうだ~、ぞうだ~」と停車する度に乗客が増えてくる。みんなで仲良く席を譲り合う、ほのぼのとした車中。「ここだ」駅であわてて降りようとしたうららちゃんが切符を落としたときも、すぐに拾って助けてくれた。でも、うららちゃんが降りた「ここだ」駅の次の駅は……「おばけだ~」。トンネルの中にあるその駅は、まるで地下鉄の駅みたい。今日の駅が「おばけだ~」じゃなくてよかったね、ともぴー。

でんしゃにのって Book でんしゃにのって

著者:とよた かずひこ
販売元:アリス館
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あこがれの美術館

 以前の記事にも書いたけれど、ともぴーはここ数ヶ月絵にはまっている。最初はアニメ「フランダースの犬」を見たことがきっかけだったから、ルーベンスなどの絵(教会の礼拝堂に書かれているような絵)に関心を示していたのだけど、図書館で小学館の「あーとぶっくシリーズ」を借りてくるようになると、写実的なものから抽象的な物まで、いろいろと興味を持ち始めた。どうも今現在のお気に入りは「スーラ」と「ミロ」らしい。

スーラの絵本―もっと近づいて Book スーラの絵本―もっと近づいて

著者:結城 昌子
販売元:小学館
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ミロの絵本 うっかり地球へ Book ミロの絵本 うっかり地球へ

著者:結城 昌子
販売元:小学館
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 ともぴーは、あーとぶっくを読むと、描いた人の名前はもちろん、その人が何年に生まれて何年に亡くなったとか、何年頃その絵を描いたとか、とんでもなく細かい情報をどんどん覚えてしまう。わたしはそこまで見ていないから、ともぴーに「これは○○年に描かれたんだよね」と言われても、「えっ……そうなの?」と言うことしかできない。おそらく、あーとぶっくシリーズがそれぞれの画家の特徴を小さな子どもにも解るように表現してくれているために、5歳児のともぴーでも抵抗なく絵の世界に入り込めたのだろう。スーラの絵の特徴は、絵の具を混ぜ合わせることなく点でカンバスに置いていく、いわゆる点描という手法だ。近くで見ると点々なのに、遠くで見ると色が合わさってきれいな絵に見える。そのことがかなり印象的だったようで、自分でもまねて描いていた。最近シャープのコマーシャルに、スーラの絵「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(「スーラの絵本」の表紙の絵)が出てくるようになってきた。すると、ともぴーはテレビの画面を虫眼鏡で見ながら「本当だ!」と感心していた(ともぴーは、今現在のグランジャット島の風景が120年前の絵とほとんど変わっていないことにも驚いていた。わたしは言われるまで気が付かなかったのだけど……)。ミロの絵は、絵本の表現を借りると「ミロ星人が描いた絵」なのだ。地球人の目を通して描いたとは思えないような不思議な絵。中でも、他の人が描いた絵を元にミロが書き直した絵は、まったく趣の違う絵になってしまっていたので、ともぴーもかなり不思議がっていた。絵本の中にたびたび出てくる「見てミロ! 描いてミロ!」という言葉もおもしろかったようで、何度も繰り返し言っていた。

 まあ、こんな風だから、このところのともぴーはずっと「どこか、絵を見に連れてって!」とうるさかった。そこで、今日は県図書館の隣にある「岐阜県美術館」に連れて行ってみた。でも、まだ今日は今年最初の開館日。企画展を見ることができなかった。しかも岐阜県美術館に所蔵されている外国の絵画といえば、フランスの画家ルドンの物が中心。ともぴーお気に入りの物はない。見ながら「つまらないかな?」と少々心配になってきた。でも、ともぴーは「今度は、企画展のあるとき来ようね」という程度で、それなりに楽しんだ様子。ホッとした。

 家に帰ってくると、今度は夕方のテレビで、明日から始まる名古屋市美術館の「大エルミタージュ美術館展」の紹介をしていた。それを見ながら、「ルノワールって、(パパ方の)おじいちゃんとこのカレンダーにあった絵だよね。1919年に死んだ人」……なんてことを言うともぴー。そして、「これは、絶対に行かなかんね!」だってさ。……というわけで、「大エルミタージュ美術館展」最終日までには一度行くことになりそうだ。こりゃあ、今度は「ルノワールの絵本」と「ゴーギャンの絵本」も借りるって言いそうだな。

ルノワールの絵本―ないしょかな? Book ルノワールの絵本―ないしょかな?

著者:結城 昌子
販売元:小学館
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ゴーギャンの絵本―はだしになって Book ゴーギャンの絵本―はだしになって

著者:ゴーギャン,結城 昌子
販売元:小学館
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ルーベンスにドラクロワ?

 買い物をしていると、ともぴーが急に「おかあさん、絵の本買って」などと言い出した。お絵かきの本ではない。美術館にあるような名画のことだ。それじゃあ、と以前の記事「パロマってどういう意味?」のところで紹介した、小学館の「あーとぶっくシリーズ」が置かれているところへ連れて行ってみた。ところが、どの絵を見ても「うーん、この絵じゃないんだよなあ」などとえらそうなことを言う。よくよく話を聞いてい見ると、ルーベンスとかドラクロワなんて名前が出てきた。そう言えば……。

 ことの起こりは「フランダースの犬」だ。わたしたちが子どものころに見ていたアニメのフランダースの犬が、つい最近までファミリー劇場というのチャンネルで放送されていた。ともぴーはおじいさんが死んだ後、ネロが風車小屋の火事を起こした犯人と疑われる辺りから見始めた。展覧会に出す絵を描くころから何度も出てくる「ルーベンスの絵」という言葉。教会の絵の前で穏やかに死んでいくネロとパトラッシュ。そのときに見た天使の絵が相当印象深かったようだ。そして、昨晩のこと。10時過ぎにわたしがひとりで「美の巨人たち」という番組を見ていると、寝ていたはずのともぴーが2階から下りてきた。わたしの後ろで何やらやっている。「早くねなさいよー」と言いつつ見てみると、日記を書いていた。「1632~のひとのえも1629~のひとのえも……(中略)……わからない~のえも まるでフランダースのいぬのさいしゅうかいだ~ ドラクロワ ゴヤ てゆうひとも レンブラント てゆうひとも  フランダースのいぬは さいしゅうかいは ルーベンスてゆうひとのえだったけど」なんて書かれていた。

 だからといって、ともぴーは特定の画家さんの画集がほしいわけでもないのだ。絵と共に、その人たちが何年に生まれて何年にその絵を描いて何年に亡くなったか、ということが書いてあるものがいいらしい。イマイチ意味不明だったのだけど、それらしきものを何とか探し当てて買ってきた。まったく不思議な5歳児だ。ともぴー大喜びの一冊というのはこれ↓

すぐわかる画家別西洋絵画の見かた Book すぐわかる画家別西洋絵画の見かた

著者:岡部 昌幸
販売元:東京美術
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 わたしがともぴーくらいの年のころ、絵のインパクトが強烈だったために、前半を読んだだけでやめてしまった絵本がある。「すてきな三にんぐみ 」という絵本だ。黒ずくめの三人がいろいろな武器を持って強盗に出かけるのが怖かった。でも、大人になってから読んで見ると、意外な結末。最後まで読まなかったことをとても後悔した。彼らはおそろしい強盗ではなかったのだ。武器もおどしに使うだけで、人を傷つけるためには使わない。それどころか、彼らが盗んだ一番のお宝はみなし子の女の子、ティファニーちゃんだった。さらってきた彼女のことを、とっても大事にかわいがる三人。彼女のことがきっかけで、たくさんの恵まれない子どもたちを幸せにしていった。こんなに素敵な結末が待っていたなんて、あの表紙を見ただけでは予想できなかったわたし。この絵本を手に取ったら、ぜひ最後まで読むことをおすすめしたい。

 ワールドカップの開催時には「国旗のえほん 」を買いに行った。さっき、わたしがNHKで「ラストメッセージ」という番組を見ていたら、またまた2階から下りてきて「手塚治虫記念館に行きたい」とか言い出した。次は何と言い出すことやら……。

すてきな三にんぐみ Book すてきな三にんぐみ

著者:トミー=アンゲラー,いまえ よしとも
販売元:偕成社
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国旗のえほん Book 国旗のえほん

著者:戸田 やすし
販売元:戸田デザイン研究室
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パロマってどういう意味?

 このところ、パロマの「不正改造事故」が「不正改造事件」と報道されるようになってきた。安全装置が改造されても動くようじゃ、安全装置の意味がないわけだし、企業側からの指示で改造が行われていたところもあるようだから、やっぱり事故じゃなくて事件なのかもしれない。事件が報道され始めた頃、「多分、20年間という歳月を考えれば、他の企業でも何らかの事故はおきている可能性があるし、単に件数だけで大きく取り上げられているわけではないと思うよ。何か悪質な部分があるから大々的に取り上げられているんじゃないかな」とパパが言っていた。さすがパパ! 予言的中だった。今回の事件は、企業の風通しの悪さが起こしたものと言えそうだ。イエスマンしか日の目を見られない独裁国家のような体質。きっと、開発した人が配置転換されたり、クビになったりするだけで、上層部はのうのうと生き延びてしまうんだろうな。矢面に立たされた下層部の人たちの苦労など考えることもないまま。

 ところで、パロマってどういう意味なんだろう。パロマというとピカソしか浮かんでこないんだけど……。画家の方はパブロ・ピカソだから、パロマ・ピカソっていうのは何かのブランド名だったかな? ピカソといえば「ピカソの絵本―あっちむいてホイッ! (小学館あーとぶっく) 」という絵本があったっけ。ピカソの絵画の特徴、どっちを向いているかよくわからない人物画のことを「あっちむいてホイッ!」と表現しているのだけど、内容的にふざけた絵本ではない。むしろ、美術の教科書よりよっぽどわかりやすく説明してくれている。ピカソの絵画を何点も紹介しながら、リズミカルな詩とともに、その絵を描いたときのピカソの心境や歴史的背景などを解説してくれる絵本なのだ。「小学館あーとぶっくシリーズ」の中の一冊で、他にもゴッホやモネ、ルノアールなどのたくさんの画家の絵本があるから、好みの画家のを選んで読んでみるといいと思う。子どもから大人まで楽しめる絵本だ。

ピカソの絵本―あっちむいてホイッ! Book ピカソの絵本―あっちむいてホイッ!

著者:結城 昌子
販売元:小学館
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