ぐりとぐらとなかまたち

 今日は、ともぴーを連れて岐阜県美術館へ行ってきた。昨日から始まった「ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展」を見るために。県美術館は、うちからだと車で10分ほどのところ。岐阜県図書館の隣りにある。今日は朝から雨が降っていたから地下駐車場に車を駐めることにした。

 高校生以下は入場無料の県美術館。だから、大人料金の700円だけで入場できた。本来は撮影禁止の美術館。でも今回の企画展では、入り口横に「ぐりとぐら」に変身して写真を撮れるコーナーが設けられている。ぐりとぐらの世界が描かれた大きなパネルの前に赤と青2脚のイス。そして、ぐりぐらの耳が付いた赤と青のとんがり帽子が用意されていた。それをかぶって記念撮影しましょうということらしい。自分たちのカメラで撮るだけだから、もちろん撮影は無料。ともぴーが撮ったときはたまたま空いていて、余裕で3枚くらい撮れたけど、帰りに見たら順番待ちの列ができていた。

 企画展をやっている部屋に入ると、最初に「いやいやえん」の挿絵と、山脇百合子さんのデビュー作が掲載された「母の友」が展示されていた。

いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)

 その次は「ぐりとぐら」。表紙から裏表紙まで、すべての原画が……いや、すべてどころか実際には使用されなかった原画も展示されていた。さすがに40年以上前のものだから、白地の紙が少し茶色味を帯びている。それに、色を塗った後で絵の一部を切り抜いて、雲や花の位置をずらしているものや、鉛筆書きでコメントが書いてあるものもあった。「大きくなったら絵本を描く人になりたい」と言っているともぴーは、そんな細かい部分に大感激しているようだった。

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

 次は「そらいろのたね」。土に埋めた種から空色の家が芽を出して、どんどん大きくなっていく様がよくわかっておもしろかった。その後は、ぐりとぐらシリーズがいっぱい。「ぐりとぐらのおきゃくさま」「ぐりとぐらのえんそく」「ぐりとぐらとくるりくら」「ぐりとぐらとすみれちゃん」「ぐりとぐらの1ねんかん」「ぐりとぐらのうたうた12つき」「ぐりとぐらのおおそうじ」「ぐりとぐらかるた」とたくさん並んでいた 。

そらいろのたね (こどものとも傑作集 (25)) ぐりとぐらのおきゃくさま [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集 (1))

ぐりとぐらのえんそく (こどものとも傑作集 (64)) ぐりとぐらとくるりくら (こどものとも傑作集)

ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集) ぐりとぐらの1ねんかん (日本傑作絵本シリーズ)

ぐりとぐらのうたうた12つき (日本傑作絵本シリーズ) ぐりとぐらのおおそうじ (日本傑作絵本シリーズ)

ぐりとぐらかるた

 ともぴーは、「ぐりとぐらのかいすいよくが無い!」と文句を言っていたけどね。

ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集 (59))

 展示されている原画は全部で23タイトル約320点。だから、「もりのへなそうる」「あひるのバーバちゃん」「バーバちゃんのおきゃくさま」「こぶたほいくえん」「ねことらくん」と言ったわたしも知っている作品だけじゃなく、「たからさがし」」「おひさまはらっぱ」「ゆうこのあさごはん」「ゆうこのキャベツぼうし」「ブラウニーものがたり」「おひさまおねがいチチンプイ」「「どこでおひるねしようかな」と言った初めて目にする作品も多数あった。

もりのへなそうる あひるのバーバちゃん (創作こども文庫 2)

こぶたほいくえん (幼児絵本シリーズ)ねことらくん  /なかがわりえこ/さく やまわきゆりこ/え [本]

 展示室の中には、展示全作品の絵本が置かれているコーナーがあって、そこでゆっくりと読むことができる。もちろん、ともぴーとわたしも読んできた。外の売店には、展示作品はもちろん、その他の山脇作品もたくさん置かれていた。絵本だけでなく、2008年のカレンダージグソーバズルも。撮影コーナーに置かれていたぐりぐらぼうしの作り方が載っている「ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて」や、山脇百合子さんの挿絵が付いた子ども向けの料理本「おいしい料理の本 みんなでつくってみんなでたべよう」などを買っている人がいたけれど、わたしは原画展のガイドブック(今日展示されていたすべての絵が載っている)を、ともぴーは「ぐりとぐらの絵はがきの本」を買って帰ってきた。

 普段は宮城県美術館所蔵されているこれらの原画。まだ3月2日(日)まで展示されているから、「ぐりとぐら」が好きな人はぜひ岐阜県美術館まで行ってみてね。また、7月5日~8月31日までは埼玉県のうらわ美術館でも同じ内容の原画展が開催されるとのこと。関東地方の方はおたのしみに。

ぼくらのなまえはぐりとぐら―絵本「ぐりとぐら」のすべて。 ぐりとぐら絵はがきの本

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新装開店! 絵本ナビShop

 今年11月に「気になる毎日」とタイトルが変わったこのブログ。それまでは「ともぴーママの絵本日記」というタイトルだった。だから、わたしを始め、そのころからの読者には絵本好きの人が多い。というわけで、今日は「あの絵本ナビがちょっと新しくなったよ!」という話をしようと思う。

 ↑このサイト、Web検索で絵本を探したことがある人なら、必ず1回は訪れたことがあるはず。年齢別や、シチュエーション別におすすめの絵本が紹介されていたり、NHKのテレビ絵本で読まれた本がすぐに探せたりと、とっても便利なサイトだ。中でも30,000人を超えるメンバーの率直な意見が、絵本を探している人にはかなり役に立っていると思う。絵本の評価は、それを評価する人がママなのかパパなのか、孫がかわいいじいじやばあばなのか、はたまた学校や幼稚園の先生なのか、読みボラの人なのか……etc.そう言った条件でも変わってくる。それだけじゃない。読み聞かせた相手(子ども)の年齢でも反応が変わってくる。このサイトのいいところは、何よりも、そう言った重要な部分もわかるようになっているところだ。だから、どうしても書き手の主観が評価に入ってしまいがちなわたしは、このサイトをよく参考にさせてもらっていた。また、絵本ナビにメンバー登録(登録は無料。住所や電話番号の記載は要らない)をして、絵本の感想を書いていくとポイントがもらえる。そのポイントを貯めると好きな絵本を買うことができるから、絵本好きにはたまらない。「わたしも絵本大好き!」っていう人はぜひ参加してみたらといいと思うよ。

 とまあ、絵本を探す人が必ず訪れると言っても過言ではない絵本ナビ。でも、絵本と絵本グッズの専門店【絵本ナビShop】 の方は覗いたことがない人もいるかもね。

 外国の絵本しかけ絵本の品揃えが充実しているのはもちろん、絵本の中に登場するキャラクターのグッズもいろいろと揃えられている。例えば、こんなのとか……。

バムとケロ

がまくんとかえるくん

 他にも、エリックカールのキャラクターや、リサとガスパールにペネロペ、クルテク……etc.といった人気キャラクターのグッズがいっぱい。特にカレンダーは大人気で、ぐりとぐらバムとケロ、こんとアキの絵本作家林明子さんのカレンダーなどはすでに売り切れている。他も残りわずかだから、興味のある人はぜひ覗きに行ってみてね。

リサとガスパール万年カレンダー

くまのがっこう ブロックカレンダー

 また、絵本ナビShopでは、絵本やそれに関連する商品の他、外国のおもちゃも人気。なぜかマンスリーランキングのトップ10が絵本以外の物だったりする。見てみるだけでも楽しめるサイトだから、絵本だけでなくプレゼント探しに困ったら覗いてみてね。

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世界でたった1つだけの

 世の中のサンタさんたち、そろそろプレゼントは決まった頃かな? もしまだなら、こんなプレゼントもあるよ。

 1つはこれ↓

 大切な誰かを主人公にしたオリジナル絵本だ。絵本と言えば、子ども向けのものだけと思われがちだけど、おとな向けのものも用意されている。内容もクリスマス用、誕生日用、出産記念用、結婚のお祝い用、そしてどんなお祝いにも使えるタイプのものといろいろ用意されているから、用途に合ったものを選ぶことができる。例えば、今のクリスマスシーズンなら……

とっておきのプレゼント(子ども向け)

とっておきのプレゼント(おとな向け)

中身はこんな感じ。

 この中に入れられるオリジナルデータは、①主人公の名前ニックネーム年齢住んでいるところ登場人物(お友だち3名)⑥プレゼントする日付プレゼントする人の名前伝えたいメッセージの8つ。更にクリスマスプレゼント用には、オリジナルラッピングとポップアップカードがついてくる(12月20日まで)。↓

 もちろん、クリスマス用のストーリーは他にも何種類か用意されているし、必用なデータがわからない場合は、贈られた人が自由に内容を決められるこんなお仕立て券みたいな物もある。↓

ギフトパッケージ

 更に、もっとオリジナリティを追求するなら、こんなのもある。↓

 自分でオリジナル絵本を作るためのキットだ。

 これは半完成品で、冊子状態になっている物を表紙に合体させたら本の形になるようになっている。好きな絵を描いたり、写真を貼り付けたりするだけでできてしまう簡単なキット。工作やお絵かきの好きな子には、キットのままプレゼントして、自分で好きなように作らせてあげた方が喜ぶかもしれない。でも、自分できちんとしたオリジナルの作品を作ってプレゼントしたい人にはこちらがおすすめ。↓

 本格的な絵本を作ることができるキットだ。解説書を見ながら作れば、誰にでもハードカバーの本格的な絵本が作れてしまう。インクジェット印刷にも対応しているそうだから、何冊か同じ物を作りたい人にもおすすめのキットだ。

 どれを選んでも「世界にたった1つだけ」のオリジナル品。素敵な思い出に残るプレゼントになると思うよ。以上、贈る側も贈られる側も楽しくなる絵本のお話でした。 

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ともぴーのだるまさん

 昨日は幼稚園の参観日だった。それなのに、昨日の記事はわたしの声が出なくなった話。それを知ったともぴーはとなりで大ブーイング。仕方ないなあ。昨日の参観日の話も書くよ、書くよ。

 ともぴーの通う幼稚園では、毎年この時期、土曜日の参観がある。平日には見に来られないおかあさんやおとうさんに幼稚園での様子を見てもらうためだ。この時期だから、お題はどのクラスもお正月がらみ(仏教系の幼稚園だから、クリスマスというネタはあり得ないの)。ともぴーたちのクラスはだるまさんを作った(門松やお飾りは他のクラスが作るらしい)。とは言っても、参観の1時間だけで全部を仕上げるのはムリ。新聞紙を丸めて周りに紙を貼り、絵の具を塗った後ニスでコーティングというところまでは前もってやってあった。だから、参観のときやっていたのは、いろいろな色の折り紙を使って顔を作るという作業。はさみでちょきちょき、のりやボンドでペタペタペタ。その様子を見ていたら、スモックを着ているくせにともぴーが制服にボンドやのりを付けて帰ってくるメカニズムよくわかった。

 ともぴーは工作が大好きで、日頃家でもやっているから変に余裕たっぷり。ついでに、よそのお父さんお母さんが大好きなもんで……調子に乗ったともぴーはおもしろ発言連発。ウケたと思うと更にドン! 場を盛り上げていた(?)……毎回のことだけど、穴があったら入りたかったよ、母は。。。たぶん、父も。

 で、できあがっただるまさんを見てみると……背中の方にまで金や銀の飾りがついていた。なかなかのいい出来。だけど更によく見ると……? 後ろや横の飾りは顔になっているのかな? ともぴーの説明によると、「太陽の塔だるま」なんだって。「顔の数は太陽の塔に勝っているよ」と自慢していた。……よっぽど、印象に残ってるんだね。太陽の塔の後ろの顔。

 今日はだるまさんを作った話だったから、だるまさんが出てくるちょっとレトロな絵本を紹介することにしよう。だるまちゃんシリーズはこれまでもいろいろと紹介したけど、これまでに紹介していない分で、これからの季節によさそうなところ「だるまちゃんとうさぎちゃん 」はどうかな? ちょっと古い絵本だから、昔映画やテレビで人気があった「丹下差善」や「座頭市」なんて名前が出てくる。それが何なのかわからないお父さんやお母さんは、もしかしたら読みながら「どうしよう」と思うかもしれない。でも、中に出てくるうさぎちゃんたちも知らないので、だるまちゃんが何とかわかるように説明してくれるから安心して。だるまちゃんが一生懸命「ゆきだるま」や「丹下差善」を説明してあげたり、だるまこちゃんと一緒に「ゆきうさぎ」や「手袋人形」を作ってあげたりする。おうちでは、おかあさんがいろいろとうさぎちゃんたちをもてなしてくれるし、ちょっとほっこり、あったかい気持ちになるお話だ。手袋人形の作り方うさぎナプキンの折り方うさぎりんごだるまりんごの切り方なども載っているので、見ながら作ってみるのも楽しいかもしれない。これからの季節、見かけたらぜひ手に取って読んでみてね。

だるまちゃんとうさぎちゃん

著者:加古里子 福音館書店

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声が……出ない!

 昨日の朝、起きたらまったく声が出なくなっていた。本当にまったく。のどの弱いわたしは、毎年1回や2回は必ず風邪で声が出にくくなるんだけど、こんなに完全に出なくなったのは初めて。2日目の今日もまったく出ない。本当に出なくなってみてわかる、しゃべれることのありがたみ。本当に今回は、聾唖の人たちのつらさが痛いほどよくわかった

 まず昨日は、耳鼻科に症状を書いたメモを持参して行った。いつもかかっている耳鼻科だから、聞かれることはだいたいわかっている。それに、耳鼻科だから、先生も看護婦さんたちも声の出ない患者さんには慣れている。だから、診察を受けに行くこと自体はそれほど問題もなく終わった。調剤薬局もいつものところだから、「あら? 声でなくなっちゃったんですか~?」と言われただけで、すべてジェスチャーで対応できた。でも……お医者さんの後、郵便局ではがきを買うつもりだったんだけど、それはやめることにした。だって、「はがき10枚」と声に出すことができないんだもの。ああいうところで黙ってメモを差し出すと強盗と間違えられかねないもんね(マスクをしていたらなおさら怪しいし)。まあ、それは考え過ぎだったとしても、声を出して注文しなければならないようなところは、声が出るようになるまで我慢しようとあきらめた。そこで、スーパーで買い物くらいは問題なくできるだろう……と近くのショッピングセンターに寄ってみたんだけど……こういう日に限っていつもレジに置かれている「レジ袋いりません」の札がない! エコバッグをあらかじめ手に持ち、スタンプカードを見せつつ、一生懸命ジェスチャーで伝えた。こんなに苦労するんだったら、普通に袋をもらった方が楽だったなあとも思うんだけど、たまたまスタンプを2個くれる日だったから、ちょっと無駄なパワーを使ってしまった。で、ここでやめて帰ればよかったのに、ともぴーに厚手の服を買ってやろうと思って子供服売り場を見に行っちゃったんだよね。そうしたら、知らないおばさんに話しかけられて……わたしはなぜか買い物に行くと必ずと言っていいほど毎回知らないおじさんおばさんに話しかけられ、いろいろな相談を受ける羽目になる……「1歳の孫なんだけど、このくらいのサイズかねぇ」と95センチサイズの服を見せられた。心の中では「いやあ、もうちょっと小さい方がいいんじゃないですか?」って思っているのに、それをうまく伝えられない。結局、これ以上話しかけられても答えられないので、にっこり笑ってうなずきつつその場を後にした。ごめんね、おばちゃんm(_ _)m

 そして今日。朝からともぴーの参観があったんだけど、わたしの声は今朝になっても復活しなかった。だから、先生方やよく知っているおかあさんたちにあいさつされたり、話しかけられたりしたんだけど、答えることができず、ものすごく愛想の悪い人と思われたかもしれない。いつも以上に顔の表情と体の動きでアピールしてたんだけどなあ。わかってもらえたかな? 担任の先生にはともぴーが昨日のうちに「ぼくのおかあさん、声が出なくなっちゃったから、質問を振らないでね」と頼んでくれていたらしい。そう言えば、わたしはともぴーが年少のころから、参観の度になにかしら質問に答えさせられてたっけ。そうか……気を遣ってくれてありがとう、ともぴー。

 とにかく今回のことで、口で話すことができないということが、どんなに辛いことなのかよくわかった。聾唖の人たちって見た目では健常者と同じなんだもんね。話すことができなくて勘違いされてしまうことが多いんだろうなぁ。答えたくても答えられないだけなのに、愛想が悪いとか、お高く止まっているとか、変な取られ方して困っている人、いるような気がする。手話を使っても、それを理解できるのは、普段から手話を使う必用がある人だけ。一般の人はわからないんだもんね。簡単な言葉だけでも覚えておかないと、話すことのできない人が目の前でピンチに遭ってても、助けてあげることができないなあ。はぁ……。

 今回はある意味貴重な体験をしたと思うので、「わたしたち手で話します 」という絵本を紹介したいと思う。この話は声が出ないのではなく、耳の不自由な女の子の話。でも、基本的には、話し言葉では物事を伝えられない、聞こえないから返事ができず意思の疎通に困るという点では同じような気持ちを味わっていると思う。リーザは耳が聞こえないので、周りの子どもたちが話しかけてきてもわからない。だからずっと友だちの輪に入ることができずにいた。でも、ある日、手話を話せる男の子が引っ越してきたことによって、世界が広がり楽しいこともいっぱい増えた。子どもでもよくわかるように、耳の不自由な人の世界が描かれている絵本だ。この絵本は、明るく前向きな内容なんだけど、手話ができる人が少ない以上、聾唖者は意思の疎通に困っていることの方が断然多いんだと思う。健常者とはメモのやりとりでしか会話ができないんだものね。健常者は情報のやりとりを話し言葉に頼る部分が多いから、表情を見て気持ちを理解しようという努力はあまりしてないように思うしね。ちょっと簡単なものだけでも手話を覚えてみようかな? と感じたこの2日の出来事でした。

わたしたち手で話します

著者:フランツ・ヨーゼフ・ファイニク/ヴェレーナ・バルハウス

あかね書房

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かじりの掟

 年末になっても大活躍のおしりかじり虫。つい先日のベストヒット歌謡祭でも、ステージの上で元気に歌いながら踊っていた。大晦日の紅白歌合戦にも出るのかな? NHKへの貢献度は申し分ないと思うんだけど……あっ、ちょいと待てよ。

NHKみんなのうた おしりかじり虫(DVD付)

 あの歌、歌ってるのが「おしりかじり虫」本人なんだった。あの子、紅組になるの? それとも白組? どっちだー? 誰か教えて~! って、もうそろそろ出場歌手の発表があるはずだから、それを待っていればいいのか。

 そうそう、おしりかじり虫と言えばつい先日のことだけど、ともぴーと本屋さんに行ったとき、おしりかじり虫の新しい本を見つけてしまった。「おしりかじり虫ものがたり かじりのがっこう 」という絵本。あの歌を歌っているおしりかじり虫は「おしりかじり虫18世」というのが本名で、父と母は「かじりや」というお店を経営している。おしりかじり虫におしりをかじられると、とっても幸せな気持ちになるらしく、いつもおしりをかじってもらおうという人たちでお店の前には長い行列ができていた。でも……おしりかじり虫の世界では、8歳になるまでおしりをかじってはならないという掟があった。それまではきちんと学校に通って、一生懸命おしりかじりの勉強に励まなければならないのだ。なのに……。この絵本は、18世がまだ6歳だったころのお話。好奇心旺盛な子どもだった18世は、ついついその掟を破ってしまった。そのせいで、町中がめちゃくちゃになるほどとんでもないことが巻き起こってしまう。さあ、どうやってその騒動を収めるのか……。かわいらしい装丁の割に字が多く、小学生中学年くらいまでの子が自分で読むのにいいくらいの長さ。でも、ひらがなが読める幼稚園児でも、自力で最後まで読めるかな? ともぴーも読んでいたし。店頭の平積みを見たときは、「またブームに乗って、新たなやつが現れたか……」なんて思ったけど、読んでみたら意外とおもしろかった。それにしても、ホントに働き者なのね、おしりかじり虫。わたしも一度「かじりや」のお世話になってみようかなあ。

おしりかじり虫ものがたり かじりのがっこう

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おちょぼさん

 今日は天気もよく暖かかったので、パパとともぴー、それからパパ方の両親と一緒に、三重県との県境、岐阜県海津市にあるお千代保稲荷(おちょぼいなり)までお参りに行ってきた。お千代保稲荷というのは日本三大稲荷の1つに数えられる商売の神様。パパが子どもの頃は、亡くなったおじいちゃんがお店をしていたということもあり、よくお参りしていたそうだ。でも、わたしやともぴーは今回が初めて。わくわくしながらついていった。

 JR岐阜駅近くにあるパパの実家を10時過ぎに出て、羽島方面へと車を走らせた。途中から長良川の堤防へ出て、そこをずっと南下していくと(実際はそんなに単純ではないけれどね)……大きな赤い鳥居が見えてきた。鳥居の前にある駐車場に車を停めると、ナントそこの奥さんがおまけに朝採れたばかりの大根を1本くれた。駐車料金300円なのに……何だかラッキー! 

 大鳥居をくぐり参道を行くと、たくさんの露店やお店が並んでいた。名物の草餅や、川魚の佃煮串カツ漬け物などのお店が目立つ中、昔ながらの八百屋さんやおもちゃ屋さんなども多数軒を連ねている。ともぴーは、初めて目にする3つも節がつながった長いレンコンや、おもちゃ屋さんの奥に何気なく積まれていた古ーいおもちゃを見つけて大喜び。売れ残りなんだろうけど、新品に紛れて1980年代~1990年代前半ごろのおもちゃが箱入りで残っていたんだもの。しかも、おもちゃ屋さんではない「トマト直売店」の奥にまで昔のおもちゃが新古品状態で並んでいるのを発見しちゃったりして……それにはわたしもビックリした。「こらーっ! お店を見るのは後回しにして、先にお参りするよー!」とどんどん歩いていくと、中鳥居の先、左手に新たな鳥居と「アゲろうそく」の看板が見えてきた。「アゲろうそくって何?」と見てみると、三角の油揚げの一角にわらが通されたものと小さなろうそくのセットだった。これがここではお参りの必需品ということなのだ。値段はセットで30円。↓

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 とにかく、手水場で手を洗い、アゲろうそくを手に石段を上がって行った。石段を上りきると、そこにはお燈明場が。さっそくお燈明場にろうそくを灯し、続いておあげさんを供えに精霊堂へと向かった。お供えを置く場所にはおあげさんが山のように盛られている。こんなにたくさんのおあげさん、この後どうなるのかな……と心配になるくらい。

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 でも、参拝コースを回っていったら、社務所の前に「お下りのおあげさんです。ご自由にお取り下さい」と書かれた箱が置かれていた(中身はもう空っぽになっていたけどね)。

 お参りを終えて、再び参道へ。神社の中はキツネの像がいっぱいだったけれど、参道に戻ると、こちらは招き猫だらけ。あっちこっちのお店で招き猫が売られていた。↓

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 本来、右手を挙げているものが金運、左手を挙げているものが人を招くと言われているのに、おちょぼさんの招き猫は金運専門? 右手を挙げているのも、左手を挙げているのも、白いのも黒いのも、金ぴかのもカラフルなのもみんなみんな千万両と書かれた小判を抱えていた! さすが商売の神様だ~! ……とわたしが驚いているころ、ともぴーはもっと衝撃的なものをパパやおじいちゃんから見せられていた。川魚料理のお店が多いこの参道。ある佃煮屋さんのショーケースの中には、我が家の水槽の中に住んでいる「もろこ」や「ハエ(おいかわ)」「川エビ」、それにバッタにしか見えない「イナゴ」の姿が……。ついでに、どこの川魚料理屋さんにも決まって置かれている「ナマズの蒲焼き」。これまで生きている姿だけを見てきたともぴーは、焦げ茶色の変わり果てた姿を見ては絶句していた。

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 とにかく、おいしそうなものがたくさん売られている参道。ついついいろいろと買いたくなってしまうのだけど、今日のところはお漬け物だけにしておいた。ちょっとお腹が空いてきたので、車に戻って、ともぴーがおばあちゃんに買ってもらったたいやきを食べようということになったのだけど……ともぴーは袋を開けるなり、「わーっ! えらいことになってる!」と叫んで目が点になった。パッと見たら、2つのたいやきがくっついてしまったかのように見えたのだ。でもよくよく見てみると、型の上下左右に生地がはみ出して巨大化していただけだった。見た目はへんてこだったけれど、増量セールみたいな感じ。しかも、頭からシッポの先まで……どころか、はみ出した部分にまであんこがたっぷり入っている、とってもお得なたいやきだった。お得感たっぷりのおちょぼさんツアー。木曽三川公園にも寄って帰って、更に楽しく過ごしてきた。またどっか行こうね~!

 ……とこんな具合にお出かけしてきた今日は、久しぶりに絵本も紹介しちゃおうかな? 招き猫をいっぱい見てきたから、「そばやのまねきねこ 」という絵本にしよう。いつもおそばやさんのショーケースの中でお客さんを呼び込んでいるすずのすけ。ある晩、外の世界を見てみたくなって、ショーケースを飛び出した。商店街の仲間たちに次々と声をかけ、小冒険を繰り広げる。銭湯の煙突の上にみんなで並んで見た満月のすばらしいこと。大喜びしたまねきねこたちは、開店時間の早いものから順に自分の店へと帰っていった。ところが、すずのすけは……。白黒だけの版画の挿絵が素朴ないい味を出している。仲間の招き猫たち、みんな個性的でおもしろいから、書店や図書館で見かけたらぜひ手に取ってみてね。

そばやのまねきねこ (えほんのマーチ)

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絵本日記改め……

 ブログのタイトルを変えてみることにした。「ともぴーママの絵本日記」改め「ともぴーママの気になる毎日」……地味な変わり方だけどね。なぜ変えることにしたかと言いうと……これまで日常の出来事や世の中の気になることを絵本の紹介と絡めて書きつづって来たわけだけど、すべての物事を絵本と絡めて書いていくというのには限界がある……と感じたからだ。そろそろ記事の数も500に近づいてきたしね。もちろん、これからは絵本の紹介を全くしないというわけではない。気になる絵本はどんどん紹介していくつもり。でも、うまく絡む絵本が見つからないから、せっかく書きたいテーマがあるのに書かないなんて言うのは本末転倒でしょ。「ぜひこれは紹介したい」ってもの、絵本以外にもあるしね。そういうわけなので、これまでの形を愛して下さっていた方、お許し下さいませ。

 そうそう、そう言えば、絵本の世界にも、昔と今とでは呼び名が変わったキャラクターがいるね。ミッフィーは「うさこ」だったし、プーさんの友だち、ピグレットは「こぶた」、ティガーは「トラー」、ラビットは「うさぎ」……何というひねりのない名前だったんだろう。でも、こんなヒドイ状況の中、なぜかロバのイーヨーだけは昔からイーヨーだった。不思議、不思議……。でも、名前がどうであろうと、彼らは昔からずっとずっと人気者。わたしのブログもあやかりたいなあ。タイトルが変わっても変わらずのご愛顧をよろしくお願いしますね、みなさま。

ちいさなうさこちゃん (子どもがはじめてであう絵本) ブルーナの おはなしちえあそび ミニ ミッフィーの むしめがね (ブルーナのおはなしちえあそびミニ)

トラーのあさごはん (クマのプーさんえほん (10)) ティガーの朝ごはん (おはなしプーさんえほん)

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やきいもパーティー

 ともぴーたち年長さんは、今日、幼稚園で「やきいもパーティー」をしてきた。先日掘ってきたおいもを、これまた先日稲刈りしたときに出たもみ殻で焼いたのだとか。「あれ? 去年、やきいもあったっけ?」と聞いたら、「年長さんだけのおたのしみなんだよ」という返事。へぇぇ……いいなあ、年長さん! アルミホイルと新聞紙でくるんだおいもをもみ殻と黒い石(実際は炭かもしれない。でも、ともぴーは「真っ黒な石」と言っていた。もしかして、本当に石焼き芋につかうような石を混ぜていたのかもしれない)でじっくりと焼いたおいもは、とってもほくほくしておいしかったそうだ。「うちでも、またやろうね」なんて、うれしそうに言うともぴー。でも……うちじゃできないんだよなあ、やってあげたいのは山々なんだけど。 

 いつ頃からなんだろう。たき火を見かけなくなった。都会じゃかなり昔から、落ち葉炊きなんか路上ではできなくなっているのかもしれない。わたしも札幌に住んでいた幼稚園~小2の頃にやった記憶だけだ。だから、今の子は「垣根の垣根の曲がり角……」で始まる「たき火」の歌をイメージできないかもしれないね。下手すると、親も説明できないかもしれない。まだうちの近所には田んぼや畑がたくさん残っているから、野焼きみたいなのはあるんだけど、それは田んぼや畑の中のわら山に日を付けたり、地面を焼いたりしているものだからね。「当たろうか? 当たろうよ」というわけにはいかない。わたしがともぴーくらいの頃は、家の前がちょうど袋小路の突き当たりだったこともあって、近所の子と一緒に落ち葉や小枝をかき集めてきては、おかあさんたちにたき火をしてもらっていた。もちろん、新聞紙にくるんださつまいもを入れるのはお約束。あのとき食べたやきいものおいしさを伝えるのはもうムリなのかな? と思っていたところだったから、今回、たき火で焼いたおいしいやきいもを食べさせて下さった幼稚園の先生方には感謝、感謝。この味、きっと忘れないと思うなあ。

 さて、今日はともぴーが楽しくておいしい「やきいもパーティー」をしてきたから、紹介する絵本も楽しいやきいもパーティーのお話にしよう。「ばばばあちゃんのやきいもたいかい」という絵本だ。ある日、子どもたちと落ち葉をかき集めてたき火を始めたばばばあちゃん。勢いでやきいもたいかいをすることになった。でも、あのばばばあちゃんがやることだ。ただのやきいもたいかいで終わるはずがない。「焼いてみたらおいしそう」と思えるものを次から次へと火の中へ入れていった。さつまいも、じゃがいも、さといもといったおいも類から、りんご、みかん、かき、バナナといった果物、マシュマロ、カステラ、おまんじゅうといったお菓子まで……チーズなんかも入れてたなあ。絵本の中の男の子も言っていたけれど、これぞ「なんでもやきたいかい」といった感じ。みんなで焼いたおいもは格別。でも、たくさん焼いたから、当然食べきれずに残った分もある。それらは干しいもにしたり、じゃがいもパンケーキにしたり……木にひもでつるして鳥のえさにもしてたなあ。ぜひ、ばばばあちゃんのご近所さんになりたいと思うわたし。もちろん、ともぴーをばばばあちゃんの元に遣わして、おこぼれにあずかる魂胆だ。

ばばばあちゃんのやきいもたいかい

著者:さとうわきこ 福音館書店

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感動の軌跡

 今年はおかげさまで、我が愛する中日ドラゴンズが53年ぶりに日本一の座を勝ち取った。ともぴーどころかわたしもパパも……それだけじゃなく、かなり多くのドラファンが生まれて初めて目にする日本一の勇姿。アジアシリーズでも優勝しちゃったから今年は幸せだ~! ……確かに、セ・リーグ優勝はジャイアンツだったし、韓国にも一敗しちゃったから、よそのファンにはいろいろ言われるんだけど……でも、そんなの関係ない!(by小島よしお)。クライマックスシリーズは無敗で勝ち上がったんだから、文句なかろ? 阪神ファン&巨人ファン! 

 ダブル優勝の勢いか、これだけ長きに渡って待たされていた鬱憤ばらしか、17日のVパレードは55万人というものすごい人出。でも、わたしたち家族はその55万人の数には入っていなかった(^_^;)。ずっとテレビで録画しつつ見てたんだけどね。あまりの人の多さに「前の人の頭しか見えないんじゃないの?」「小さい子どもなんか、前の人のおしりしか見てないよ、きっと」なんて冷めたこと言ってたわたしも、光の広場に到着した選手たちが水木一郎兄貴の「燃えよ!ドラゴンズ2007スペシャルバージョン」をバックに登場した瞬間は、「いいなあ、あそこにいる人たち……」って素直にうらやましかった。それに、番組を見ていたら、コメントを送った人に抽選でプレゼントされるものがあって……あーっ! 優勝記念のDVD、買いに行くのを忘れてた! 15日が発売日だったのに……。

中日ドラゴンズ日本一記念盤 感動の軌跡 2007 DVD 中日ドラゴンズ日本一記念盤 感動の軌跡 2007

販売元:JVCエンタテインメント
発売日:2007/11/15
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 日本一のビールかけを見ながら「DVDが出たら買いに行くぞ!」と言っていたパパ。だから、発売日をちゃんと調べておいたのに(でも、予約とかしないのがいかにもわたし)、すっかり忘れてた。パレードをテレビで見た後、ともぴーと買い物ついでにショッピングセンターのレコード屋さんに寄ってみたけれど、品切れ中。ナント、入荷分が即日完売だったんだって! あっちこっち覗いてみたけれど、他も品切れ中だった。スゴイ! さすがにリーグ優勝の時とは違う。こりゃあ、再入荷を待つか、ネットで取り寄せるしかないか……と思い初めていたところ、やっと昨日、仕事で名古屋に出たパパがレコード屋さん巡りをして見つけてきてくれた(でも、名古屋でも、多くのお店で品切れ中だったって)。さっそく3人並んで上映会。改めて振り返ってみると、いつもの年に比べてすごく強かったわけじゃないんだよね。どちらかというと、怪我で主力が欠けたり、押さえの切り札が打たれたり、鉄壁の二遊間にエラーが多かったりしたもんね。でも、ここぞというポイントの試合で全員が持っている力を発揮し尽くして勝ってきたんだなあ。今年あまり勝てなかった42歳の山本昌投手や、FA宣言している福留孝介選手のユニフォーム姿はもしかしたらこれが最後? 24日のファン感謝デーにも福留選手は欠席予定になってるしね。このDVDは、53年ぶりの日本一という理由以外でも貴重な一本になりそうだ。

水木一郎 - 燃えよドラゴンズ!2005 - EP - 燃えよドラゴンズ!2005 ← 燃えよドラゴンズ2005(唄:水木一郎)

 さて、今日はドラゴンズのV戦士たちの戦いぶりをDVDで改めて見たという話を書いたので、ドラゴンが出てくる絵本を紹介することにしよう。ドラゴンズの戦士ではなく、ドラゴンと騎士が戦う「 騎士とドラゴン」という絵本だ。登場するのは、ドラゴンとの戦い方を知らない騎士と騎士との戦い方を知らないドラゴン。騎士は図書館でドラゴンとの戦い方が書かれた本を片っ端から読みあさり、ドラゴンも洞穴の奥から古い本を引っ張り出してきて、騎士との戦い方を学ぼうとする。そして、本を参考に準備をしたり、練習したりして、果たし合いにこぎ着けるのだが……いざ勝負というところに、あおぞら文庫の司書さんが現れて、すました顔でそれぞれに何やら本を手渡すのだった。受け取った本を熟読する騎士とドラゴン。さてさて、どうなることやら……。強い騎士や怖いドラゴンというイメージを思いっきり崩してくれる楽しい一冊。見かけたらぜひ手に取ってみてね。

騎士とドラゴン

作・絵:トミー・パオラ  訳:岡田 淳

ほるぷ出版

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