これが200号

 この記事が記念すべき200号。昨年7月19日から、毎日更新(書いているうちに日付が変わってしまったのもあるけれど)し続けている。9月には「おへそよりもおいしいもの 」の出版があったから、様々なお知らせもこの記事の中でさせてもらった。おかげさまで、これまでに全国学校図書館協議会と日本子どもの本研究会の選定図書になり、公立図書館も、秋田県を除く各県に1冊以上ずつ置かれている。今わかっている限りで230冊ほど。いつの間にか、記事の数を超えていた。

 「ともぴーママの絵本日記」というだけに、記事の内容としてはともぴーがらみの話が一番多かった。たった半年のことだけど、この時期の子どもの成長は早く、書き始めた頃にはできなかったことが、今ではいろいろとできるようになっている。ただ、自転車は相変わらず乗れないけれど……。夏から秋にかけては、用水路の生き物や虫の話もかなりたくさん書いた。夏休み、ともぴーと実家に帰っているうちにパパが水槽の数を増やしていたり、おさかなキラーという網をしかけるようになっていたりしたし、9月にはそれにナマズがかかったり、モグラが流れてきたりしてビックリさせられた。現在我が家にいるのはカブトムシとクワガタの幼虫たち、水槽の魚たち、それから水栽培のヒヤシンスとクロッカス。みんな、元気にすくすくと育っている。春になったら、また記事の中で活躍してもらうことになるだろう。おたのしみに。

 今日はこの記事が200号だから、こどものともの200号を記念して出された絵本を紹介することにしよう。「てがみのえほん 」という絵本だ。今は800号を超えているこどものともの200号記念だから、初版は1972年のこと。それが2005年に限定復刻版として復活した。魔法の国、巨人の国、メルヘンの国など世界中のいろいろな国から12の手紙が届く。外国からの手紙という設定だから、封筒から切手のデザインまできちんとそれぞれの国の雰囲気を感じせてくれるような仕上がりになっている。送り主は福音館書店の過去の絵本に出てきただれかさんに似ているし、それを受け取るのもぐりとぐらやだるまちゃんとてんぐちゃんなど、こどものともの人気キャラクターたち。みんなで楽しく200号のお祝いをしていた。こどものともの古いキャラクターやお話の内容を知っている人には、パロディーがわかるのでとってもおもしろく読める絵本だ。もう今ではなかなか手に入らないだろうから、読んでみたい人は図書館で探してみて欲しい。

 このブログも、最初の頃と比べるとアクセス数が4~5倍、コメントやトラックバックもたくさん付くようになってきた。まあ、コメントは一部の常連さんが多いけれどね。それよりも、記事の長さまで2倍以上になっていたりして……。読むのが大変かもしれないけど、これからもよろしく!!

てがみのえほん

著者:堀内誠一  福音館書店

おへそよりもおいしいもの Book おへそよりもおいしいもの

著者:安田 真理
販売元:新風舎
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復活、ホッとした

 先日取り上げたゴールデンゴールズの解散話。結局復活することになった。今回のことで欽ちゃんは、自分の球団ではあるけれど、自分だけの球団ではなくなっていたということに気が付いたことだろう。所属する選手たちがいて、それを支え、応援してくれる地元の人たちがいる。影響を受ける人がたくさんいるわけだから、解散しなくてすんで何よりだった。でも、初めから「山本圭一ひとりをやめさせるだけ」という態度をとっていたら、かなり非難されていたのかもしれないし、「欽ちゃんが監督を降りて球団は存続」という形をとっていたら、球団そのものの経営が成り立たなくなっていたかもしれない。けっこうむずかしい問題を含んでいたわけだ。

 ところで、復活といえば、「ちびくろ・さんぼ 」と「シナの五にんきょうだい 」を思い出す。私が幼稚園の本棚で出会った幼なじみのような絵本だが、どちらも人種差別につながるとして一度姿を消した。そして、何年かの時を経て復活を果たしている。

 「ちびくろ・さんぼ 」は、黒人の男の子さんぼのお話。ジャングルを散歩中、とらに出会い食べられそうになったさんぼは、自分の命の代わりに身につけている大切なものを渡して難を逃れる。出会ったとらの数は全部で4匹。そのたびに同じようにして生き延びた。ところが、悲しんでいるさんぼの目の前で、とらたちがけんかを始めてしまう。そして「ジャングルで一番かっこいいのはおれさまだ」と言い合いながら、それぞれのしっぽを口にくわえて木の周りをぐるぐると回り出す。すると、あまりのスピードに、とらたちはどろどろに溶けてバターになってしまった。さんぼたち家族はそのバターでホットケーキを作って食べる。黒人差別につながるとして、このお話は1988年に絶版となった。しかし、11年後の1999年、出版社を変えて復刊した。さんぼという名前、黒人の身体的特徴を誇張した絵が差別と見られたのだと思う。しかし、自分の命を守るためにとっさに知恵を働かせたさんぼは、賢い子として描かれているのではないだろうか。確かに人種差別は差別されている側にしかわからない感情があるから簡単な問題ではないのだが、素直に読みさえすればとってもいい絵本だと私は思っている。

ちびくろ・さんぼ Book ちびくろ・さんぼ

著者:ヘレン・バンナーマン
販売元:瑞雲舎
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 「シナの五にんきょうだい 」は、見た目がそっくりな5人兄弟のお話。1番目は海の水でも全部飲み干すことができ、2番目は鉄のように硬い首を持っている。3番目はどこまでも足を伸ばすことができ、4番目は火の中でも平気。5番目はいつまでも息を止めておくことができる。そんな不思議な兄弟が母親と仲良く暮らしていると、ある日、1番目が無実の罪で裁判にかけられることになってしまった。死刑の判決を受けてその執行を待つだけになってしまうのだが、その危機を5人の協力で乗り越えていくというストーリーだ。しかし、この本も一時期「差別的な本」として絶版されていた。シナという国名、兄弟の髪型や格好が差別に当たると判断されたのだろう。だが、このお話はそれぞれが自分の持っている個性、才能を活かし、兄弟が協力し合い、危機を乗り越えていくというもの。幼稚園の頃に読んだのに何十年間も忘れられずにいるインパクトの強い作品だ。1995年に復刻版が出たので、書店や図書館でも見られるはず。興味がある人はぜひ読んでみてもらいたい。

シナの五にんきょうだい

著者:クレール・ハシェット・ビショップ/クルト・ヴィーゼ 瑞雲舎

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