今日は、年長児の稲刈りを撮影しに行った。6月、岐阜農林高校の生徒さんたちに教えてもらいながら植えたもち米の苗。お兄さんお姉さんたちが一生懸命お世話して下さったおかげで、立派に大きくなっていた。田んぼに囲まれた土地に住んでいても、稲刈りをした経験のある子は少ない。たとえ家でお米を作っていたとしても、機械で刈り取るからなのかもしれない。今日はカマを使った昔ながらの作業。子どもたちは真剣な顔で刈り取っていた。刈り取った稲の束をうれしそうに持ち上げる子、稲穂に米粒がいくつ付いているかを数える子、何回も田んぼに入って何度も刈り取りをさせてもらっている子、みんな楽しそうだった。田植えのときはぎこちなかったけれど、今回はお兄さんお姉さんもすっかりうち解けてくれていた。いろんな意味で、実りの秋という感じの写真がたくさん撮れた。
田植えの後、農林高校の生徒さんにお世話をお願いしていたみんなのお米。スズメや虫に食べられたりしないように、各クラスで1本ずつ巨大なかかしを作って田んぼに立てていた。トラやクマなど動物の形をしたものばかり。人間と見間違えることはなかっただろうけれど、あまりの大きさに驚いて、スズメも虫も手出しができなかったようだ。どの稲穂もちゃんと実が詰まって、しっかりと頭をたれていた。12月には全園児でお餅つきをする。「年中さん、年少さん、幼稚園に残っている先生の分」と言いながら一生懸命刈り取っている年長児たちを見て頼もしさを感じたわたしだった。
かかしが出てくる話と言うと、やはり真っ先に「オズの魔法使い
」が思い浮かんでしまう。アメリカのカンザス州に住む少女ドロシィの冒険物語だ。竜巻によって飼い犬トトと共に、家ごと不思議な国へと飛ばされてしまったドロシィは、脳みそのないかかし、心を持たないブリキの木こり、臆病なライオンに出会う。それぞれの願いを叶えてもらうため、魔法使い「オズ」を探してエメラルドの都まで旅をする一行。ピンチに陥ったとき、脳みそを持たないはずのかかしが頭を使い、心がないはずのブリキの木こりがみんなのために行動し、臆病なはずのライオンが勇気を振り絞る。無事オズの元にたどり着いたみんなは、それぞれの願いを叶えてもらい、ドロシィは自分の家へと戻っていくのだった。「オズの魔法使い」はたくさんの本が出ているけれど、中でもロバート・サブダのポップアップ絵本は必見! 最初の竜巻シーンからビックリさせられること間違いなしだ。子どものころ見た「飛び出す絵本」とは明らかに別次元のもの。値段は高いけれど、それだけのしかけは施されている。小さい子にはさわらせたくないけれど、大人から子どもまでみんなで楽しめる絵本だ。日本語版と英語版両方があるけれど、英語版の方がお手頃な値段で、文章もそんなに難しくない。雰囲気重視でそちらを手に取ってみるというのもいいかもしれない。
最近の田んぼや畑にはあまりかかしの姿が見られない。でも、うちの近所には棒の先っぽにマネキンの首だけが刺さっているという、とっても不気味な畑がある。1つではなく、3、4個は通りから見える。スズメや虫には効果があるかどうかわからないけれど、少なくともわたしには効いた。
オズの魔法使い 
著者:ライマン・フランク・ボーグ/ロバート・サブダ
大日本絵画
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