ビー玉びーすけ
昨日、兵庫の実家から帰ってきたわたしたち。ともぴーは岐阜のおじいちゃん、おばあちゃんのところへそのままおみやげを持って遊びに行くつもりでいた。ところが、おじいちゃんの携帯に電話をしてみると、「出先だよ」という返事。おばあちゃんも一緒に出かけていたので、遊びに行くことができなかった。すると、「えーっ? 遊びに行きたかったのに~!」とあきらめの悪いともぴーがごね始めた。そこで、うるさいともぴーを黙らせるために、パパが仕方なくこんな提案をした。「明日の夕方、耳鼻科に行った後、おじいちゃんのうちに遊びに行けばいいんじゃない? お父さんが帰りに連れて帰ってあげるから」……それを聞いたともぴーは大喜び。すぐに機嫌を直した。そんなわけで、わたしはともぴーをおじいちゃんのうちに連れて行った後、1人で帰ってきて、家で晩ご飯の準備をしながら2人の帰りを待っていた。
7時を回った頃、パパとともぴーが帰ってきた。ともぴーは、おばあちゃんからもらったジュースとビー玉がたくさん入った紙袋を持っていた。「ピタゴラ装置を作るからもらってきた」という。そう言えば、兵庫の実家で「ピタゴラ装置」のDVDを見ながらパパとピタゴラ装置を作る相談をしていたっけ。
急いでご飯を食べ終わると、ともぴーとパパは積み木を引っ張り出してきて、簡単な装置を№5まで作っていた。平らな積み木の1つに「ピタゴラスイッチ」と書かれた紙が貼り付けてある。積み木を使って通路や滑り台を作ったり、ドミノのように並べたりして、最後に「ピタゴラスイッチ」という面が出せたら成功という基本的なものだった。でも、途中に別のビー玉をはさんだりしていたから、初めてにしては凝っていたかもしれない。感心しつつ見ていたら、「おかあさん、ビー玉びーすけ、どれかわかる?」と突然聞いてくるともぴー。「ビー玉びーすけ」とは、「ピタゴラ装置41番のうた」の中に出てくるビー玉の名前だ。笑いながら「えーっ? その中にびーすけあるの?」と聞くと、「うん、この一番大きいのがびーすけだよ」とともぴーは大まじめで答えていた。まさか、ビー玉全部に名前を付けたんじゃないだろうなあ。
そう言えば、ピタゴラ装置のように、ビー玉が転がり出すところから、話が次々と展開していく絵本があったっけ。まあ、こちらはゴールかと思ったらまた最初に戻ってしまうんだから、ピタゴラ装置よりもスゴイかもしれないけどね。「そしたらそしたら 」という絵本だ。どこからともなく青いビー玉が転がってきて、池に落っこちた。そしたら、そしたら……かばがかばっと出てきて大きなくしゃみを「ぐわーくしょん!」そしたら、そしたら……びっくりしてきりんがすべってころんだ「すってんきりん」そしたら、そしたら、それをみていたさるが……とどんどんつながっていく。出てくるのは動物だけでなく、人間の子どもや、冷蔵庫、タンバリンなどいろいろだ。おかしなことばかりが起こりつつ進んで行き、やっとゴールかと思いきや、またビー玉が出てきてスタートに戻ってしまう。不思議で楽しいエンドレスな遊び絵本だ。
ところで、ともぴーは以前「おかあさんとピタゴラ装置を作る」と言っていたはずなのに、今では「やっぱり、おとうさんと作った方がスゴイのができそう」なんて言っている。何だか悔しいなあ。2人が留守の間に、スゴイ装置を完成させて、ビックリさせてやらなきゃ!
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